ヌンチャク (1994/07) ヌンチャク ★★★★★ Amazonで詳細を見る |
日本ハードコアパンクの神、ヌンチャクのファーストアルバム。
ヒップホップ的要素も含んだ低音と高音のツインボーカルに、うねるような分厚いギターサウンド、そしてグラインド・コア的なファストドラムとグルービーなベースというスタイルで、当時のアンダーグラウンドシーンを牽引したバンド。
また、このバンドの下世話でわけがわからない歌詞も極めてインパクトが強く、元祖マキシマムザホルモン的変態バンド。音楽性としてはBiohazardが近いが、ギターサウンドはKornに似ている。しかし、Kornのように芸術性が高いわけではないので注意。
面白かったので参考に。
千葉県柏市のハードコア・バンド。地元ネタや身近な友達のことや下世話な内容を織り交ぜた歌詞と、猛練習の末に身につけたという演奏力で、デス・ファイルなどのバンドとともに、「KxCxHxC」(柏シティー・ハードコア)の代表として絶大な人気を誇ったまま、「飽きたから…」という名言を遺し1998年に解散。【はてなキーワード:ヌンチャクとは】
ヌンチャク
1. アップ・フロント・ヴァギナ
★★★★★【YouTube】
うねるような分厚いギターサウンド、跳ねるようなベースライン、それらから成る這うようなリズムは極めてグルーヴィー。聴けば判るが、歌詞は「米うまい」とかあと下品なこと言ってる。
2. やってみよう
★★★★☆【YouTube】
ギターのうねりはこの曲でも健在だが、ドラムはグラインドコア的ファストビート。また、歌のフレーズが一見かっこよく聞こえるが、よく聞くとすごいダサい。特に、コーラスが「げんきくん!」とか「わかります!」とかで、聴いてるとハマる。
3. くじゃく王
★★★★☆「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」を吠えまくる怒涛の楽曲。次作『ヌンチャクラ』にも同じ曲があり、そちらのほうがかっこいい。
4. 悶絶グルーヴ
★★★☆☆グルーヴィーな一曲。
5. るれくてしラェフ?
★★★★☆ファストな高音ボーカルパートと、グルーヴィーな低音ラップパートが交互に移り変わる。ラップパートのコーラスが音楽的にはかっこいいが、そのコーラスは「パンツまるみえ」と「まるみえまるみえ」というかなりアグレッシブなワードを使用。
6. オレシャーシャー
★★★☆☆「シャーシャー、アチャアチャ」言って駆け抜ける、37秒のアップテンポな曲。
7. 部屋ト調教師ト私
★★★★☆【YouTube】
バックでひたすらファストに刻み続けるドラムが癖になる。地獄から聴こえてくるようなデスボイスも、低音過ぎて音が割れているほど。歌詞はかなり不吉。
8. システムシットのつもり
★★★☆☆53秒という短い曲を、デスボイスと高音のがなり声の掛け合いが突っ走る。でも、何度も聴いてると「ふざけてんじゃねえのか」と思う。
9. 3コードで悪いか
★★★★☆【YouTube】
サビの何本手があるんだという程の怒涛のドラムが凄まじい。歌詞に「ピー」が入ってる。
10. アナル窒息
★★★★★インダストリアルなファスト・ドラムビートをバックに、ツインボーカルの怒涛の掛け合い。ラストの一秒まで聴くべき完璧な楽曲。しかし極めて下品な歌詞で、しかもそのワード(「菊攻め」とか)が頭に残ってしまうのが玉に瑕。
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