burundanga (of FACT)

burundanga
(2012/01/11)
FACT
★★★★☆
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日本のロックバンド、FACTの4枚目のオリジナルフルアルバム。ハードコアがエフェクティブに挿入されたエモーショナルなエレクトロロックアルバム。

前前作や前作に比べ更にメタル・ハードコアサウンドが影を潜め、エレクトロニックサウンドとポップさが増した。また、賛歌的コーラスを多用していて、Beethoven の『交響曲第9番』が大好きな日本人のロックといった感じのアルバムになっているが、これはこれでエモーショナル。


burundanga

1. FOSS

★★★★☆
Music Video
エレクトリックなフレーズで始まる、密度の濃いビートと分厚いギターノイズにキャッチーなヴォーカルメロディを乗せたハイテンポな楽曲。リズムを刻むギターリフが特に秀逸。

2. 1000 miles

★★★★☆
爽やかで広がりのあるハイトーンなヴォーカルサウンドから一転、ファストなシャウトヴォーカルが続き、さらにクリーンなヴォーカルサウンドへと展開。サウンドエフェクト的なコーラスが曲をさらに複雑化しつつも、爽快感を与えている。

3. pink rolex

★★★★☆
Music Video
エコー・リヴァーブを多用した爽快感あふれるパートと、分厚いロックサウンドのパートをデジタルにサウンドクリエートした楽曲。

4. melt

★★★★☆
秀逸なギターサウンドで幕開ける、ハードコア部とメロコア部とロック部が次々と展開する楽曲。そして本曲においてもヴォーカルサウンド以上に展開するギターサウンドの素晴らしさはこの曲でも言うことなし。

5. tonight

★★★★☆
疾走感のあるメロコアにエフェクティブにハードコアが挿入される82秒のショートチェーン。

6. polyrhythm winter

★★★★☆
Music Video
密集したサウンドから清浄なベルのメロディが鳴る空疎なサウンドへの遷移と、それに重ねられる賛歌的コーラスによって雪降る夜のような静謐さを表現した楽曲。密と疎のダイナミックな移り変わりが効果的に用いられている。

7. 狂

Beatles の 『White Album』 における 『Revolution 9』 的サイケデリックサウンドなインタールード。

8. eighty six

★★★★☆
FACT らしくないファニーなフレーズで始まる陽気な楽曲。

9. crying

★★★★☆
エモーショナルなヴォーカルサウンドとグルービーなヴォーカルサウンドが交互に展開する。ラストは空間的に広がる賛歌的コーラス、そして荘厳なサウンドによって締めくくられる。

10. mimic

シャウトとデスボイスによる15秒のインタールード。

11. 1-4

★★☆☆☆
Prodigy の初期と最盛期をごちゃ混ぜにしたようなサウンドのインタールード。

12. GSMD

★★★☆☆
DESCENDENTS のような陽気なハードコアパンクとメロコア、そして FACT サウンドのごちゃ混ぜ。

13. temptation

★★★☆☆
メロコアで始まって、ヴィジュアル系ロックっぽい曲へ。

14. give up (Bonus Track)

★★★☆☆
いっけん驚きのないポップな楽曲だが、Helmet っぽいギターサウンドが鳴らされているのを聴くと FACT の音楽的裾野の広さを感じる。

15. empty mind (Bonus Track)

★★★☆☆
エモーショナルなジャパニーズロック。


関連情報

アルバム名 burundanga
アーティスト名 FACT
発表 2012/01/11
評価 ★★★★☆
メンバー Hiro/小野瀬広宣, Kazuki/櫻井一樹, Takahiro/小野瀬孝弘, Tomohiro/高安朝浩, Eiji/松本英二
プロデューサー Michael "Elvis" Baskette


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